いくぜ村

大字いくぜ

10 23/7/21

忙しく見えるが実は忙しくないのかもしれない。繰り上げ繰り上げでいろいろドシドシ片付けていった結果想像よりもやることが少なく、一方で思わぬところからやることが噴出してきて差し引きギリマイナスぐらいになっている。全部放り投げて韓国に行ってしまいたい。坂本龍一が韓国に旅行に行って元気が出たという話を見た。おれも元気を出すか。

昔、中学生の頃にネットで知り合った10歳上の無職の人がいて、かなり色々な思い出があったなと思った。浜町駅の近くにある多分違法のシェアハウスに招いてもらって、共有リビングの机がたばこの灰でざらざらだったりトップバリュの安ウイスキーの空きボトルが散乱していたり、筑波山に一緒に登ったら山頂に着いたところで日が暮れて真っ暗な山道を下りたり。それは本当に怖くて、ふもとのロープウェイ駅のあかりが見えて泣いた記憶がある。ほかにも大塚のマクドで8時間ぐらい駄弁って喉を痛めた記憶とかがあるが、とにかく逆張りとかをやめなさいと言われた記憶がすごくある。まあ今思うと10歳下の子供に対して大人としてなんかせねばみたいな感覚があったのではと思うが、その人の残した言葉がもう年々わかるようになってきている。時間を経て、というか時間を経ないと到達しない価値観のようなものがあり、中学生のおれにはその時間がないのでわかんねーと思っていたが、そこからもうどんどん時間が過ぎていっていて……。まあ無職の言うことを真に受ける必要はないのだが、しかし年長者の言うことに耳を傾けるべきだと本当に思う。多分自分も若人(わこうど)に対して同じような話をするのだろう。昔話ばかりする老人がここに再生産されている。思い出話ばかりするようになると人間も終わりに近づきますね。

ゆるキャン△の2期とかのんのんびよりの3期とかを試験的に飲みながら見ているが、それまでの映像と近い形なのでうっかり見逃してしまう。新しいアニメとかを観ないと本当に終わってしまう。このままでは観たことのあるアニメと聴いたことのある音楽を繰り返して終わっていってしまう……。老い。