いくぜ村

大字いくぜ

折合 22/2/6

9時起き。あまりにも眠くて可能な限り布団にいた。寒いとかそういうのもあるんだけど、布団から這い出るって結構な心理的コストな気がする。体力とは別に消費されゆくゲージがある。あったかくてふわふわしている場所にずっといたい。あったかくてふわふわしていたらあとはもうどうでもいい。

出勤、そして退勤——。もはや、という感じ。言うことなし。お金。いや別に金じゃなくてもいいんだけど、何かのために何かを切り売りしないとならない、その何かと何かを天秤にかけてどうかという話。人生はおおむねそういう話。おれのこの絞りカスのような社会性は時間あたり1050円にしかならないのか? どうなんでしょうね。何かをどうにかするというより、折り合いをつけるということの方が人生ではよっぽど求められるような気がする。

酒を飲んだ。いろいろな不安というか、このままではやばいぞという焦りがあって少しずつそれが心身を蝕んでいるのだが、それを忘れようと思って酒を飲んでいるのならかわいそうで草と思った。実際酔っているときは不安を考えずにいられている。忘れるという態度は一時的には正しくても長い目で見て正しい解となることはあまりない。いろいろなことをやっていかねばならないのだが、そうしていない現状の小康状態に縋りついているような感じ。カンダダよろしく蜘蛛の糸を必死で掴んでいるような。どうすればいいんだろうな。